目標を設定してマネープランを建てよう!!複利は人類の叡智である!!

ポジティブな未来を思い描きながらマネープランを考えよう!

いつ、どれくらいのお金が必要なのかマネープランを考えましょう。
金額毎にプランABCに分けて計画を立てるのがオススメです。

目標が「子どもの教育資金を溜める」の場合、時期は15年後、金額はプランA1,200万円、プランB800万円、プランC400万円とします。
Aの場合は、理系の私立大学に通える。浪人してもいいし、一人暮らしの援助も出来るし、大学院に進学も出来る。海外留学も出来るかもしれない。
Bの場合は、理系の私立大学に通えるが、浪人や一人暮らしの援助は難しいかもしれない。国公立大学なら浪人一人暮らしの援助が可能。
Cの場合は、国公立大学に通える。私立大学へ進学する場合は奨学金を活用する。

プランAが達成出来れば一番ですが、プランCでも想定の範囲内ということになります。
プランを複数持っておくと、焦ってハイリスク金融商品に手を出すこともありません。

目標が「家を購入する頭金を溜める」の場合でも、家の条件グレード目標期間などで複数のプランを用意しておくことで、途中で無理に計画を修正することはなくなります。

家計診断で我が家の収支を正しく知ろう!!

まずは現在の家計の状態を把握します。
保険の保障額計算シートで単年の収支を計算します。

プラスの余剰金が捻出できる貯金額(投資額)になります。
この貯金額には、保険代も含まれます。

貯金額目標額から何%で運用すれば達成出来るか計算が出来ます。
給与の増減が想定出来る場合は、複数年で計算すると、より正確な計算結果になります。

例えば毎月3万円を積み立てて30年後2,000万円を捻出する場合に必要な利率は、約4%になります。
(年金終価係数に積立額360k円、期間30年利率4%を入れると将来価値が2,019万円となる。税金は含まない。)

収支を把握するには家計簿をつけるのが1番です。管理人のスプレッドシート家計簿のテンプレートを公開していますので、良ければ参考にしてみて下さい。

目標金額を設定しよう!!複利の力を利用しよう!!

何年後にいくら必要か、という目標具体的設定しましょう。
そのために捻出出来る積立額や求められる運用利率複利計算で求めることが出来ます。

子供の大学費用や老後資金の計算をすると将来の見通しが立てられます。
見通しが立つと、漠然とした不安がなくなり、心に余裕が生まれ、今に注力出来ます。

複利計算金融商品の比較にも便利です。
具体的な数値で比べることでわかりやすくなります。

実際に複利計算をしてみよう!!

1.終価係数:元本を一定期間一定利率で複利運用した際の将来価値
2.現価係数:1の逆数、目標額から逆算した元本
3.年金終価係数:一定期間一定利率で積立ながら複利運用した際の将来価値
4.減債基金係数:3の逆数、目標額から逆算した元本
5.資本回収係数:元本を一定利率で複利運用しながら一定金額を一定期間で取り崩していく際の毎年の受取額
6.年金現価係数:5の逆数、目標額から逆算した元本

項目 元本 期間 利率 将来価値 利益 返礼率 税金
終価係数 k円 % k円 k円 % k円
現価係数 k円 % k円 k円 % k円
項目 積立額 期間 利率 将来価値 利益 返礼率 税金
年金終価係数 k円/年 % k円 k円 % k円
減債基金係数 k円/年 % k円 k円 % k円
項目 元本 期間 利率 受取額 利益 返礼率 税金
資本回収係数 k円 % k円/年 k円 % k円
年金現価係数 k円 % k円/年 k円 % k円

例1:利率0.55%の国債を50万円分購入した際の10年後の金額は?->終価係数
例2:インフレ率が2%(=利率-2%)とすれば、10年後の100万円の現在の価値は?->現価係数
例3:毎年12万円を15年間支払う、返礼率107%の学資保険の利率は?->年金終価係数
※利率0.7%の時に返礼率が106.93%になります。
例4:15年後に教育資金300万円を貯める場合、利率1%で運用出来るなら毎年の積立額は?->減債基金係数
例5:金利0.9%の住宅ローン3,000万円を35年かけて返済する場合の毎年の支払い額は?->資本回収係数
例6:老後資金を0.5%で運用しながら20年間100万円ずつ取り崩す場合の元本は?->年金現価係数